スウェーデン公的年金基金AP1は10月2日、ESGクオンツ運用会社英アラベスク・アセット・マネジメントと協働し、企業の人権遵守度をスコアリングするシステムを開発すると発表した。同社が開発した人工知能(AI)型ESG評価ツール「S-Ray」を活用する。また、両社は、国連ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)に基づく「UNGPスコア」をS-Ray上で発表していくことでも協働する。
【参考】【インタビュー】アラベスク・アセット・マネジメントの企業サステナビリティ分析ツール「S-Ray」。部門長が語る開発背景と将来展望(2017年9月19日)
現在、S-Rayは、世界上場企業7,000社をカバー。15言語5万情報ソースから随時情報を収集し、200以上のESG指標をスコアリングしている。現在は、1企業に対し、国連グローバル・コンパクト(UNGC)観点での「UNGCスコア」と、財務上重要(マテリアル)な項目に着目した「ESGスコア」の2つを発表している。これに今後、UNGPスコアが加わる可能性が出てきた。
アラベスク・アセット・マネジメントには、UNGPを国連で開発した際に主導的役割を果たしたジョン・ラギー・ハーバード・ケネディ・スクール教授が社外取締役に就任している。
【参照ページ】SWEDISH NATIONAL PENSION FUND FÖRSTA AP-FONDEN (AP1) TO MEASURE SUSTAINABILITY THROUGH ARABESQUE S-RAY®
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