SDGs(持続可能な開発目標) 2015/10/07 辞書

 SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)とは、ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)に続く2016年から2030年までの国際目標です。

 2015年9月25日から27日にかけてニューヨーク国連本部に161の加盟国の首脳が集まり開催された「国連持続可能な開発サミット」にて策定されました。保健や教育分野などのMDGsの残された課題や、近年の国際社会が直面しているグローバルな問題(世界経済危機・自然災害や気候変動・環境問題・伝染病・難民や紛争など)の対処のため、新たに17の開発目標・169項目のターゲットが掲げられています。

SDGsの特徴

 SDGsは、国際社会全体が議論に参加して設定した世界初の開発目標です。(MDGsは過去の国際会議などの結果をまとめたものであり、その設定のために世界規模で特別な議論がなされたわけではありません)

 MDGsをたたき台として、2002年の「持続可能な開発に関する世界首脳会議」、2010年の「MDGsサミット」、2012年の「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」の成果、およびオープン・ワーキング・グループを通して、国連加盟国はもとより民間企業や市民社会など全世界の人々が示した見解を基に策定されています。

 SDGsとMDGsの違いは、MDGsが開発途上国を対象とした目標であったのに対し、SDGsは持続可能な環境や社会の実現のために先進国を含む全ての国が取り組みの対象となっている点にあります。また一部の開発途上国の発展、民間企業や市民社会の役割の拡大など、開発における国際的な環境の変化を受け、様々なステークホルダーの協力を求める「グローバル・パートナーシップ」の重要性が盛り込まれています。

17の開発目標(外務省仮訳)

  1. あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
  2. 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
  3. あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
  4. すべての人々への包括的かつ構成な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
  5. ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
  6. すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
  7. すべての人々の安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
  8. 包括的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
  9. 強靭(レジリエント)なインフラ構築、包括的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
  10. 各国内及び各国間の不平等を是正する
  11. 包括的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
  12. 持続可能な生産消費形態を確保する
  13. 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
  14. 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
  15. 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
  16. 持続可能な開発のための平和で包括的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
  17. 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

SDGsとCSR

 SDGsが記された『2030年アジェンダ』には、「民間セクターの多様性を認め、持続可能な開発における課題解決のための創造性とイノベーションを発揮することを求める」ことが記載されています。開発目標12のターゲット6では、「特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。」とあり、今後ますます企業のCSRは注目を集め、その重要性は高まっていくと言えます。

参考文献・サイト

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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