COP(COP21)とは?
COPはConference of Partiesの略で、広く「締約国会議」という意味です。
最もよく使われるのは1992年の地球サミットで採択された国連気候変動枠組条約(UNFCCC)における締約国会議で、温室効果ガス排出削減等の国際的枠組みを協議する最高意思決定機関を意味します。ドイツのベルンで開催された1995年のCOP1以降毎年開催され、1997年には京都開催のCOP3を経て締結国の削減目標を具体的数値で決めた京都議定書が締結されました。2015年にはパリにて、第21回目の会議であるCOP21が開かれる予定です。
この会議は、すでに経済発展を遂げ、温室効果ガス削減のための環境技術を有する先進国と、これから経済発展を遂げようとする途上国の意見の乖離が大きく、包括的な枠組み策定のための条件交渉は毎年厳しいと言われています。また、削減義務を負う締結国が少ないと枠組みとしては効果性のないものになるため、世界の排出量温室効果ガス排出量の大きいアメリカや中国の動向や目標設定のあり方などが注目されます。
COP21の論点・解説記事
COP21の詳細な論点、過去のCOPの変遷などについては下記記事を参考にしてください。
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