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【アジア】「2016アジア・コーポレート・ガバナンス・ランキング」首位シンガポール、日本は3位 2016/10/25 ESG

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 香港に本社を置く投資銀行アジア大手のCLSAは9月29日、業界団体であるアジア・コーポレート・ガバナンス協会(ACGA)と共同で、アジア主要国のコーポレート・ガバナンスの健全性をまとめた報告書「Corporate Governance Watch 2016」を発表した。この報告書では、アジア市場の日本を含む11ヶ国・地域と比較対象のためオーストラリアの合計1,047社のコーポレート・ガバナンス実態を分析。12ヶ国のランキングを公表した。CLSAとACGAは二年ごとにこの報告書とランキングを発表している。

 ランキングで評価項目となったのは、コーポレート・ガバナンスのルールと慣行、コーポレート・ガバナンスの執行、政治・規制環境、会計監査、コーポレート・ガバナンス文化の5つ。アジア地域11ヶ国・地域のランキング首位はシンガポール、2位は香港。シンガポールと香港は毎回首位を競うツートップで、法律、規制、経済の全ての制度面において高い評価を得ている。3位は日本。日本は前回調査でも3位で、今回順位を維持。コーポレート・ガバナンス・コードの制定などが評価された。

 4位以下は、台湾、タイ、マレーシア、インド、韓国、中国、フィリピン、インドネシアの順。一方、比較対象として分析されたオーストラリアは、アジア地域首位のシンガポールより遥かに上だと評価され、アジア地域全体の改善の余地は大きいと総括している。

 また同報告書は、1,047社全体の調査からは、コーポレート・ガバナンスの評価と株価には明確な相関関係が依然見いだせないとしつつも、企業のファンダメンタルやバランスシートの改善は経営陣の直接の管理下にあるため、コーポレート・ガバナンスの改善はこれらの改善につながるとした。さらに今年の報告書では環境・社会・ガバナンス(ESG)にも焦点を当てた分析も盛り込まれた。

 同報告書はACGAのホームページより有料で購入できる。

【参照ページ】CG Watch 2016 Ecosystems matter: Asia’s path to better home-grown governance
【機関サイト】ACGA

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