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【スウェーデン】自治体融資専業の政府系金融機関、グリーンボンドを発行。同国通貨建て初 2016/11/07 ESG

stockholm

 スウェーデンの地方自治体に融資することを目的に1986年に設立された政府系金融機関、スウェーデン地方金融公社(Kommuninvest)は10月19日、同国通過スウェーデンクローナ建てのグリーンボンドを発行したことを発表した。同公社によるグリーンボンドの発行は今年2回目。スウェーデンクローナ建てのグリーンボンド発行は同公社として初。スウェーデン地方金融公社は、日本でも円建て債券の発行実績が多く、日本の機関投資家には馴染みのある債券銘柄だ。

 今回発表したグリーンボンド発行額は50億スウェーデンクローナ(約580億円)。債券売出時に130億スウェーデンクローナの応募があり超過応募状態となるほど人気が集まった。同公社は、地方自治体への145億スウェーデンクローナ(約1,680億円)規模のグリーン融資プロジェクトを計画しており、すでに40自治体で合計60の融資案件が決定している。今回調達した資金はそれへの資金源とする。融資案件は、再生可能エネルギーが全体の43%、グリーンビルディング案件が39%で、この2つで全体の82%を占める。それ以外には、エネルギー効率向上、公共交通機関、水マネジメントなどの案件がある。

 発行されたグリーンボンドを購入したのは、スウェーデンの公的年金基金AP3、AP7、同国政府系金融機関SBAB、同国職域年金保険Alecta、同国保険大手Folksam Group、北欧地域の大手運用会社Danske Capital、Nordea Asset Management、Öhman、ドイツの政府系金融機関KfW、ノルウェー保険大手SPP Storebrand。

 このようにスウェーデンでは、公的年金基金が同国金融機関発行のグリーンボンドを購入し、金融機関がグリーンプロジェクトに融資を行うというインベストメントチェーンが回り始めている。

【参照ページ】PRESS RELEASE: Kommuninvest smashes green bond krona record with SEK 5 bn deal

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