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【ヨーロッパ】欧州投資銀行とソシエテ・ジェネラル、造船業の環境化に向けた信用保証業務提供で合意 2016/11/23 ESG

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 欧州投資銀行(EIB)と銀行世界大手ソシエテ・ジェネラルは11月8日、EUが展開する「欧州投資計画(ユンカープラン)」及び欧州地域エネルギー・交通・通信ネットワーク分野でのインフラプロジェクトを支援する枠組み「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)」のスキームを活用し、造船業の環境化に向けた総額1億5,000万ユーロ(約176億円)の信用保証業務で合意に至ったことを発表した。

 EUは2015年10月に海洋分野の閣僚級会合(CIMER)で採択した内容を背景に、フランスの環境・エネルギー・海洋省、欧州投資銀行、ソシエテ・ジェネラルの3者で造船業に対する信用保証の提供について協議を進めてきていた。今回合意に至ったスキームは、造船分野の環境化に向けた信用保証提供として欧州初。

 スキームの内容は、造船のエネルギー改善と有害物質排出削減技術の開発のための融資に対し、欧州投資銀行が1億5,000万ユーロまで信用保証を提供するというもの。欧州投資銀行は信用格付最高位のAAAを取得しており、欧州投資銀行が信用保証を提供することで、融資銀行はリスクを低減し金利を抑えた融資が実現できる。信用保証が付く融資対象は、すでに運行している船の改良や近代化も対象となっており、これらの設備投資により海運分野全体のサステナビリティ向上や海洋保護を実現していくのが狙い。ソシエテ・ジェネラルはパイロット融資銀行の役割を果たす。

 フランス政府は今後も同様のスキームを港湾分野にも拡大していきたいとしている。

【参照ページ】France: First agreement signed between the EIB and Société Générale (EUR 150m) under the Investment Plan for Europe

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