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【国際】世界の投資家グループら、気候変動関連ソリューションに対する投資ガイドを発行 2015/05/20 ESG

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 サステナビリティに関する国際アドボカシーNGOのセリーズは4月22日、気候変動対策を推進する4つの投資家グループらが共同で気候変動対策投資に関する投資家向けガイドを発行したと公表した。同ガイドは気候変動に向けて投資家らが活用できる投資戦略やソリューションについて幅広く解説したもので、低炭素投資、ポートフォリオからの炭素割合の低下、エンゲージメントなどを網羅している。

 ガイドの発行元はヨーロッパのIIGCC(Institutional Investors Group on Climate Change)、米国のINCR(Ceres’ Investor Network on Climate Risk)、豪州のIGCC(Investors Group on Climate Change)、アジアのAIGCC(Asia Investor Group on Climate Change)の4団体から構成されるGlobal Investor Coalition on Climate Changeだ。

 なお、同ガイドは昨年UNEPが発行したレポート”Financial Institutions Taking Action on Climate Change“に準ずるもので、気候変動対策を投資プロセスの主流に統合する必要性を強調している。同ガイドで焦点が置かれている気候変動対策ソリューションは下記4つだ。

  • 戦略的レビュー:投資哲学と投資方針の中に気候変動を統合する活動
  • 戦略的な資産配分:既存の資産配分における気候変動のリスクと機会を測定・管理し、継続的に資産配分を見直す活動
  • 緩和投資行動:低炭素、クリーンエネルギーとエネルギー効率の高い資産への投資を増やし、既存資産の炭素強度を減少させていく活動
  • 適応投資行動:気候変動適応策への投資増加と同時に気候変動への物理的影響に対する既存資産の脆弱性を低減する活動

 セリーズは、投資家の行動は気候変動対策および低炭素社会へのシフトの核となるものであり、このガイドでは投資家に対して気候変動リスクから自身のポートフォリオを保護し、低炭素経済への移行において生まれる機会を掴むための実践的なステップを提示しているとしている。

 気候変動リスクが日に日に高まりを見せる中、気候変動緩和策、適応策も含めて低炭素経済への移行を推進する投資戦略の構築は今やあらゆる機関投資家にとって必要不可欠になってきていると言える。レポートの詳細は下記からダウンロード可能。

【レポートダウンロード】Climate Change Investment Solutions: A Guide for Asset Owners
【参照リリース】Global investor groups publish guidance on investing in solutions to address climate change
【団体サイト】Ceres
【団体サイト】Global Investor Coalition on Climate Change

株式会社QUICK ESG研究所

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