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【日本】JICA、国内市場初のソーシャルボンドを発行。総額350億円 2016/09/21 ESG

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 独立行政法人国際協力機構(JICA)は9月2日、国内市場初となるソーシャルボンドの発行を発表した。ソーシャルボンドとは、社会課題への対応を目的とした事業に調達資金が投じられる債券。ソーシャルボンドの定義に関しては、欧州の金融機関を中心とした国際資本市場協会(ICMA)が今年6月に「グリーンボンド原則(GBP)」を改訂した際に明確にしており、社会開発に資する事業を対象とし、「資金使途」「事業評価・選定プロセス」「資金管理」「レポーティング」についての情報開示を要件と定めていた。JICAも今回の発表にあたり、ICMAの定義に則した。

 今回JICAが発行するソーシャルボンドは2種類ある。1つめは、償還期間10年、発行価格100円、利率0.1%のものを200億円。もう一つは、償還期間30年、発行価格100円、利率0.59%のものを150億円。格付は2種類とも、格付投資情報センターでAA+、S&PでA+。また、2種類とも共同主幹事を野村證券、大和証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券が務める。ソーシャルボンド発行においてのセカンドオピニオンは、日本総合研究所創発戦略センターが務めた。

 すでに国内の機関投資家が本債券への投資を発表しており、T&Dホールディングスが35億円、日本生命保険が30億円、第一生命が23億円、損保ジャパン日本興亜が17億円。三菱東京UFJ銀行も投資を検討している模様。JICAは、ソーシャルボンドで調達した資金を、JICAの有償資金協力業務の財源として活用する。

【参照ページ】第37回、第38回国際協力機構債券の発行条件を決定:国内市場初のソーシャルボンドとして発行

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