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【オランダ】ABNアムロ、新たなサステナビリティ指標と投資方針の強化を公表 2015/06/15 ESG

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 オランダの銀行大手、ABNアムロ銀行は5月18日、新たなサステナビリティ投資の指標および、国連グローバル・コンパクトの原則にそぐわない企業に対する方針の強化を発表した。ABNアムロはこれまで顧客のサステナビリティ推進に向けて様々な取り組みを行ってきたが、このたび同行は顧客に対し、特定企業のサステナビリティ・CSRパフォーマンスに関するより明確で広範な洞察を提供するための新たなサステナビリティ指標を導入する。

 同時に、同行は武力関連投資の除外やESGに基づく格付といった現在の投資戦略に加え、新たに国際的な条約・協定への違反状況および、企業の掲げるサステナビリティ方針を投資判断の際の考慮に加えると発表した。具体的には、国連グローバル・コンパクト原則に深刻に違反している企業向けの新たなエンゲージメントプロセスの確立に向け、SRI格付機関のRobecoSAMと協働しているとのことだ。

 RobecoSAMはABNアムロの代わりに問題を抱える企業と対話を重ね、事業慣行の改善に取り組んでいるという。一連のエンゲージメントにも関わらず3~5年以内に企業側に改善が見られなければ、ABNアムロはその企業を投資対象から除外し、資金を引き揚げるという。

 ABNアムロで投資サービス・サステナビリティ責任者を務めるSolange Rouschop氏は「サステナビリティ投資は、我々の顧客にとってますます重要になってきており、もはや主流にさえなりつつある状況だ。大手アセットマネジャーとして、ABNアムロは企業の責任ある事業慣行の改善に多大な影響を及ぼすことができる。我々は日々成果を感じており、この新たな歩みに満足している」と語る。

 2014年、ABNアムロおよびABN AMRO MeesPiersonの顧客は前年度比16.3%増となる51億ユーロ以上をサステナビリティ商品に投資したとのことだ。同行は、2015年は更なるサステナビリティ投資の増加を期待しているとしている。

【参照リリース】ABN AMRO introduces new sustainability indicator for investments and tightens policy on violation of UN Global Compact principles
【企業サイト】ABN AMRO
【参考サイト】RobecoSAM

株式会社QUICK ESG研究所

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