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【アメリカ】バンク・オブ・アメリカ、石炭関連企業から投資資金を引き揚げへ 2015/05/17 ESG

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 石炭の使用をめぐる懸念が高まる中、バンク・オブ・アメリカが石炭関連企業から投資資金を撤退する大手企業に名を連ねることになった。脱化石燃料を掲げた国際的な金融機関としては世界初となる。

 バンク・オブ・アメリカは5月6日、年次株主総会の中で石炭産業に対する新たな投資方針を採択し、気候変動対策および低炭素経済の実現に向けて石炭関連企業から投資資金を引き揚げると発表した。同行はこの数年で徐々に石炭銘柄からの投資撤退を進めてきたが、今回採択された新方針は、世界的な資金引揚げへの決断を反映したものだという。

 バンク・オブ・アメリカは新方針として、石炭銘柄からの投資撤退、既存と新設の石炭火力発電所における炭素回収貯留の推進、石炭の環境負荷を管理・軽減する先進的な取り組みを支援する金融サービス方針の3つを挙げている。

 中国における石炭需要の低下や世界的な再生可能エネルギーの推進、気候変動関連の規制強化など、石炭産業は投資リスクを負うようになってきていることから、今回のバンク・オブ・アメリカの決定は単なるイメージ向上ではなく、石炭産業が直面している厳しい現実を踏まえた決断だと言える。バンク・オブ・アメリカに続き、今後さらなる大手金融機関の石炭産業への投資方針変更が期待されている。

【参考サイト】Bank of America Coal Policy
【企業サイト】Bank of America

(※写真提供:ymgerman / Shutterstock.com

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